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第9回GPC環境勉強会『生活にまつわる3種類の水』レポート

GPCのムナカタケンです。
今回の勉強会は、上下水道、道路等のインフラ整備、港湾、公園などの施設調査・設計など環境エンジニアであるミツナガトモアキさんにお話をしていただきました。毎日の生活に欠かせない『水』についてのお話で、参加者の皆さんもとても真剣にお話を聞かれていました。第9回環境勉強会『生活にまつわる3種類の水』簡単ですが、皆様にシェアさせていただこうとおもいます。
第9回GPC環境勉強会『生活にまつわる3種類の水』
日時:2011年1月月23日(日曜日)午後2時から
場所:モイリイリ・コミュニティーセンター(http://www.moiliilicc.org/)
*******************
Q:「身近にある水」と聞いて、どのような水を思い浮かべますか?
生活にまつわる水は、大きく分けて3種類あります。
1)上水(Potable Water)
2)下水(Sewer or Waste Water)
3)雨水(Storm Water) 
と区分することができます。
1)の『上水』とは、蛇口をひねる所までの水。
2)の『下水』とは、蛇口をひねったあとの水。
3)の『雨水』とは、地上に降った雨水。
です。
第9回GPC環境勉強会
海で発生した水蒸気が雲になり、雨となって山や地面に降ります。山にしみ込んだ水は、自然に濾過され川や湖、地下水として蓄えられます。その水を私たち人間が利用し、飲み水になったり、料理に使ったり、食器洗いに使ったりしています。水資源はどこに、どのような状態で存在しているのか探っていきましょう!
1)『上水』
上水は一般的に飲用可能な水を指します。
Q:オアフ島で使用されている水は、どこから来るのでしょうか?
オアフ島で使用されている水(飲料水・農工業水)の90%は地下水(浸透水)、10%が地上水(地表水)です。
地下水は、
• Well (井戸)
• Dike Tunnel (トンネル)
• Shaft (立坑)
• Stream Diversion (分水路)
• Spring (湧き水)
のような場所から汲み取られています。
オアフ島には
• 57 Wells (井戸)(145 individual wells)
• 5 Major Shafts(立坑)
• 3 Springs(湧き水)
• 1 Stream(分水路)
確認されています。
地下水は、ポンプでくみ上げられ、タンクに貯蔵されます。そして、そのタンクから各家庭に水が運ばれています。オアフ島の公共の上水道に使われている水の約99%は、地下水を使用されています。ちなみに地上水(地表水)とは、河川,溜池(ためいけ),湖沼,湧泉,運河などがあります。
Q:私たちは1日にどれくらいの水を使っているのでしょうか?
 オアフ島での1人あたりの1日の水の使用量は120ガロンほど。
(US 150gal 世界1位vs JPN 100gal という統計も・・・)
• トイレ1回流すのに、2~3ガロン
• 料理・皿洗いに・・・?
• 掃除・洗濯は・・・??
• シャワー・風呂は・・・???
と言った具合です。
オアフ島のSustainable Yield (持続可能な水の収穫量) は、495 Million Gallons per Day (MGD)というデータが出ています。1988年には340 MGD汲み上げられており、そのうち4割ほどが家庭用として使用したというデータがあります。
資源は無限にあるわけじゃなく「水」だって同じです。資源を大切に使いたいですね。
3月22日は国連で定められた「WORLD WATER DAY」
国連が水の大切さと地球の美しい水を守るために全世界に向けて定めた日。
http://unwater.org/worldwaterday/
ご参考ください。
2)『下水』
蛇口をひねったあとの水の話をしましょう。
Q:家庭や職場から出る排水はどのようにして、どこに行くのでしょう?
家庭から出た排水は、その周辺の標高の低いところに集められ、ポンプを使って、押し流したりして、最終的に下水処理場へと運ばれていきます。
オアフ島のデータです。
• 700,000 Residential Population
• 45,530エーカー
• 135,000の各家庭からの排水管(lateral)
• 1,300マイルの下水管(gravity sewer)
• 66 WWPS (ポンプ)
• 9 WWTP (下水処理場)
• 120MGDの排水が処理されています。
第9回GPC環境勉強会
■オアフ島の町で、水道管が破裂して水浸しになっているのをたまに見かけますよねぇ….
オアフ島にあるほとんどの下水管は60年代以降に施設されたもので、もちろん、はっきりとした寿命が決まっているわけではなく、パイプの材質やまわりの地質環境等によってそれぞれ違ってくるのですが、老朽している事は確かです。水道管には圧力がかかっています。ですので、ぶわっと吹き出したりするのです。
以前、以前、ワイキキの街に溢れ出る下水を処理するために、やむなくアラワイ運河に下水を流す決定をするなどして、環境に影響を与えた事がありました。こういった問題の再発を防ぐために、環境汚染に関する法律があります。環境の法律遵守・執行を取りしきっているEnvironmental Protection Agency (米国環境保護庁) やHawaii Dept of Health(ハワイ保健局)が中心となって、市民の生活を守るように指導にあたっています。
さて、下水処理場へと運ばれた水は、様々なスクリーンにかけられ、一部はUV処理や薬品処理がされ、汚染物質を除去されます。沈殿したヘドロなどは乾燥され処理されます。ある程度きれいになった水は、10,000Ft 沖の海へと戻っていきます。
第9回GPC</p>
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4 thoughts on “第9回GPC環境勉強会『生活にまつわる3種類の水』レポート

  1. 今回の勉強会を担当しましたムナカタケンです。
    ミツナガさんには、ずっと以前から勉強会でお話をして欲しいとお願いしていて、ようやく開催することができました。人前でお話しする事が苦手とおっしゃられていたミツナガさんですが、今回の勉強会ではそんな事をみじんにも感じさせない、素晴らしいスピーチでした。ミツナガさん、本当にありがとうございました。
    さて、環境問題って難しいようであるのですが、実際は日常にある物事がほとんどだと思います。しかし、日々の生活の実態や詳細を知る事は、そう簡単な事ではありません。今回の便y港会では、身近な命の源である『水』について知ることができ、今まで以上に水の大切さを実感することができました。
    レポートでも書きましたが、真剣に勉強会に臨み、積極的に発言されていた参加者の皆さんの熱意がとても印象的でした。また皆さんが「これは聞かなきゃ!」と思えるような、環境勉強会を開催したいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

  2. 私も以前からずっと興味があり、
    とても知りたかったハワイの水事情。
    ミツナガさんにわかりやすく教えていただけて
    とても良い勉強になりました。
    ありがとうございました!
    この勉強会から1週間が過ぎましたが、
    あれ以来我が家では、
    蛇口から水を出しっ放しにすることが
    グッと少なくなったと思います。

  3. 今回の勉強会の「水のお話」では、私が以前から知りたかった「オアフ島の水がどこでどう家庭に送られ、下水としてどのように処理されるか」という事をわかりやすく学ぶことができ、本当に感激しました。
    勉強会の翌日、勉強会に参加した友人と一緒にマキキトレイルをハイキングしましたが、水の流れに遭遇する度に「この水はどこに集められるのだろう?」とか「これは湧き水?それとも雨水?」など、自然に話がはずみ、自分達に新しい視点が生まれた事に気づいて、なんだか嬉しくなりました。
    3月に市が主催する、下水処理場の見学に参加する予定でいますが、勉強会で基礎を学んだので、見に行くのがますます楽しみになりました。
    ミツナガさん、素晴らしいお話を本当にありがとうございました!

  4. ミツナガさん
    私たちの体の60%を占めている水。私たちは水がないと生きて行けないですよね。その命の水のお話、とても楽しみにしていたのに参加できなくて残念でした。
    ケンさんのすばらしいまとめとみなさんのコメントで勉強会がとても充実したものだあったことが伺えます。
    なるべくお水を買わないで水筒利用はしているのですが、それを超えた水との関係。真剣に考えます。
    どうもありがとうございました。

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